人間っていいな(。´Д⊂)

ma-ma-ma-

2013年02月02日 20:19

今回は釣り全く関係ないです(^_^;)


恋路サーフを散歩してたんですが、波打ち際に黒い物体を発見。

なんじゃぁ?と近づいて行くと、鳥がうずくまってました。


死んでるのかと思って、反対側にまわってみると、ルアーがついてました。



普段は犬や猫を触るのもためらうんですが、このままではあまりにもかわいそうだったので取ってやろうと思って。

つつかれたりされたら嫌だなぁと思いながらフックの場所を確認すると、

左足に3つ刺さってましたが、そのうち1つは胴体にも刺さっていて、

左足が動かせない状態になってました。


『今取ってやるからなぁ』と言いながら、敵意がないことをアピールしつつ、

取ろうと力を入れるとジタバタして、ビビりながらもフックと格闘し、波がかかりそうだったんで、

少し波打ち際から離れ、フックを3つ外した時にはくちばしを砂に刺すような素振りをしながら震えていて、

4メートルうねり有りの表浜に帰すのは酷だし、そもそも泳ぐ体力が無さそうだし。

警察に電話して、野生の動物とか保護してもらうとこ聞こうかと思ったりしたんですけど、

とりあえず連れて帰ろうと思いました。


実際持ってみると温かくて、呼吸しながら羽が少し動いたりして、こいつも人間のルアーに引っ掛かって人生?

鳥だから鳥生?を台無しにされたんだなぁと思ったら、助けてやりたいなぁと思って。


駐車場まで長かったんで、連れて帰ってどうするかとか、菌があるかなぁ?とか、色々考えながら、

車に戻り、ウェーダーを入れてるでかいバケツに入れて、車を発進させました。


帰り道にも何度かバタバタしていたので、狭いんだろうなぁと思って、もうすぐ着くからなぁって

言いながら運転してました。


家に着いて、嫁に、鳥拾ってきたんやけどと言って触った時にはすでに動いてなくて、

首も曲がったまま硬直しており、軽く揺さぶっても反応がありませんでした。


すごく悲しくなったんですが、どうしようもないので、また海に持っていき、埋めてやろうと思ったけど、

なぜか埋める気にならなくて、そのまま置いてきました。

『生まれ変わるなら人間になれよ』と言い、また車に戻り、複雑な心境でした。


最初から見て見ぬふりをすれば、悲しい思いをしなくて済んだし、フックを外した時にその場を去っても良かったし。

自分もそうなんですけど、せめて投げてもルアーだけ飛んでかないように気を付けるのは

自然の中で釣りをやる上では当たり前のことと言うか、まぁ、そう思いました。

人間に生まれて良かった。


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